イズモコバイモ
Fritillaria ayakoana Naruhashi
ユリ科
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イズモコバイモ (1983.4.5, 大田市, 佐藤)

選定理由
 島根に固有な植物であり、産地も極めて限られているものであるが、山野草愛好家による採取等により、その個体数が激減している。

概要
 島根県東部に2、3の産地があるだけの、島根固有の稀少な植物である。
 主に落葉樹林内に生育し、早春の一時期のみに地上に姿をみせる、いわゆる早春植物と称される生活形をもつ多年草である。
 植物体は地下に直径1cmばかりの小さな鱗茎をもち、早春、草丈10〜20cmばかりに数枚の狭長な葉をつける小型の草である。開花株では茎頂に1花をつけ、結実後、直ちに地上部全体が枯れる。もちろん、開花しない株もその頃に全て地上部は枯れ腐朽する。

現状認識と今後の保護対策
 採取等のため、産地によっては絶滅状態である。愛好家によって採取される量はかなりの数にのぼるとみられる。山野草販売店では明らかな山採り個体が販売されている。
 自生地の地域の住民の意識による保護対策、さらには自生地の買い上げ等により、公的な保護、管理の必要を感ずる。

参考文献
丸山 巌(1985)「しまねの草花V」P.7山陰中央新報社(松江)

(瘻コ 喜則)


(1996.4.16, 大田市,佐藤)
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