 |
エビ目(十脚目)テナガエビ科 ミナミテナガエビ |
島根県:絶滅危惧II類VU 島根県固有評価:分布限界種(東限) 環境省:− |
| Macrobrachium formosense Bate,1868 |
【選定理由】 南方系のエビで、日本海側では島根県が分布東限。県中・西部や隠岐諸島の河川に生息していたが、近年ほとんど確認例がなく、確実に生息しているのは隠岐諸島(島後)の一部の小河川のみ。県内における絶滅が危惧される。 【概要】 神奈川県以南から南西諸島、台湾に分布し、南日本に多い。オスの最大体長は9-10cm、メスはそれより小型。第2胸脚(手の部分)が著しく長いのが特徴。成熟したオスは特に長く、もっとも長いものでは体長の2倍に達する。テナガエビによく似ているが、テナガエビとの違いは、はさみに剛毛が密生している(ミナミテナガには剛毛はない)ことや、はさみの両指の間には半月状のすき間があること、胸脚の指節(脚の一番先端の爪のような部分)がテナガエビが細く長いのに対しミナミテナガエビは太くて短いことなどがあげられる。夜行性で、小型の水生昆虫や生き物の死骸、デトリタス、付着藻類などを餌としている。繁殖期は3月から9月くらいで、両側回遊性でゾエアは一度海に下る。流れの穏やかな淵や、岸辺の植生の中などに生息している。
【県内での生息地域・生息環境】 1950年に邑智郡邑智町都賀行の江の川で発見されたのが島根県における初記録。その後、邑智町粕淵(江の川)や周布川、高津川でも確認され、隠岐諸島の島後(八尾川)や島前(美田川)でも確認されている。河口より上流の、底に大きな岩石が転がった、流れの緩やかな深い場所に生息している。
【存続を脅かす原因】 河川改修などの河川環境の人為的改変や、過去における農薬の影響、水質の悪化など。(佐藤仁志)
|
|
| 分布域 |
山地地域 |
里地地域 |
平野地域 |
海岸地域 |
| 東部 |
中部 |
西部 |
隠岐 |
森林 |
草原 |
河川 |
湖沼 |
__ |
森林 |
草原 |
農地 |
河川 |
湖沼 |
__ |
森林 |
草原 |
農地 |
河川 |
湖沼 |
__ |
林地 |
草地 |
砂浜 |
河口 |
__ |
|
△
|
△
|
○
|
|
|
|
|
|
|
|
|
○
|
|
|
|
|
|
○
|
|
|
|
|
|
|
|
←もどる
|